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なぜ自分が二次創作でヤヲイ他の同性愛描写 に関心があるか



私はヤヲイが、そして百合も好きです。

で、唐突ですがカミングアウト。私は現実生活でバイセクシャルです。…敢えて定義するなら、ですが。

「敢えて」というのは、現実のところ、この定義にも納得してないからです。
現実生活でいわゆる「おつきあい」した人々の中には、男性も女性もいました。 が、その結果の実感として、人間は本当に男/女という二種類できれいに分類できるもんじゃーないんだなあ、というのがあるんで、「バイセクシャル」(= 「両」性愛)という名称もすっきりしません。

で、そんな私が百合を愛好するのはまあ(女も好きだから)、わかるとして、なぜ自分に直接は関係ないはずのヤヲイに関心を持つのでしょう?

たとえば、ビアンの友人の中には「男に興味ないから(現実の)ゲイを扱った話もあんまり興味ないな〜。他人事だもん。」と言っている人がいます。これはわ かりやすい。

長い間ずっと私は、何故自分がヤヲイにここまで興味があるのかわかりませんでした。多分、バイで男性も好きだから「性的な眼差しの対象になる男性」を描く 事に快楽を見いだしているからだろう、というシンプルな解釈をしてきました。

でも最近、それだけではないような気がしています。
振り返るに私は、男の子といるときも女の子といるときも、いわゆる「女性的」な役割をするのをあまり好みませんでした。それこそ、バリタチの女の子に、 「サキオといると、なんか男同士でつきあっているみたいな気分になってくる」といわれることがあるくらいに。(追記2008/11:この文章を書いた2005年当時は割と粋がっていたころだったのですが、最近は大分丸くなり、どちらかというと「中性的だよね」とよくいわれます。)

つまり、どうやら、自分が一番ハマる関係の形式というのが(不毛なことに)、妄想でも現実でも、「男性的に、男性的な人と関わる」ことらしいのです。(追記:これについても今は「中性的に、中性的な人と関わる」と書く方が現実に即しています。)
いわゆる業界用語で無理矢理表現すると、FTMトランスジェンダー・ホモセクシュアル(※)の気がある感じでした。これは、「社会役割的に女から男にな り、その上で自分と似たような存在を愛する人」ということです。
(追記:この辺も、最近あまり自分を男性的と感じないので、今からすると表現が強すぎるかも知れません。)
なお、ここで「男のように」というのは、「世の中が男性に期待するものとしての『男』のように」という意味で使っています。実際の人間は男/女の二つに単純に分けられない複雑な存在ですから。(追記:以下、話がややこしくなるので「中性的」の定義については敢えて踏み込まず、当時の文章をお読み下さい。)
では、「男のように」が具体的に何を示すかと言うと、「相手が自分より弱そうだったら包容力を示し、強そうだったら適度なライバル心でもって互いに高め合 おうとする」、「一対一のロマンチックな関係にあまりこだわらないような態度をとる」、「定住よりは放浪を好もうとする」等でしょうか。うーん、こう書い てしまうと、いやらしーくらいマッチョですね〜(現実の私は、その理想を抱えながら稼ぎ少なく身体も軟弱な甲斐性ナシなのですが)。

というわけで、ヤヲイのような男性同士の関係、それもいわゆる「攻守」がはっきりしていないものが特に、自分にとってかなーり感情移入がしやすい対象のよ うです。
もしくは、中性的な女性同士っていうのも同じくらいキますね〜(以前、どこかのクラブでベリーショートに鼻ピアスの女の子二人がキスしてたのを見た事があ るんですが、傍観者のこっちがヨダレ出そうでした)。

ちなみに、欧米圏の同人、つまりFanfictionサイトなどを回ってみると、「カミングアウトしたゲイの作家がハリーポッターのヤヲイを書く」などと いう例や、「百合を愛する同性愛者同盟」みたいなサイトなどを見かけたりします。日本語の同人系サイトで同様の事をされている方をご存知の方は是非ご連絡下さい。
特に同ジャンルだったら大歓迎です…!


【追記】

リアルのセクシャルマイノリティネタ(実在の場所、イベント等)に触れている作品のリンクを張っておきます。ご関心のある方はご笑覧ください。

HUNTERxHUNTER
・「レインボー」:ハンタ世界のパドキア共和国という設定ですが、LGBTパレードネタが出てきますw ゴン×キルア (LGBT=レズビアン・ゲイ・バイ・トランスの略)

EVANGELION
・「嫉妬」:新宿二丁目が舞台ということになっています。ただし時代が今ではありません。シンジ×カヲル(攻受不明)

尚、エヴァは原作の設定が現実世界に近く、かつコミュニケーションの問題を非常に繊細な視点から扱っている作品です。
なので、二次創作を書く私の側もそれにすっかり影響を受けてしまい、例えばハンタのSSに比べると、主人公がゲイだバイだと言ってコミュニケーションに悩んだり、または他人を拒絶したりするようなシーンが全体的に多くなる傾向があります。ご了承ください。



(※)もう少し厳密に説明すると、女性から男性へジェンダーのみ転換し、その上で男性ジェン ダーを好むということ。FTM=Femail to Male。なお、ついでにいうと、MTF トランスセクシュアル・ホモセクシュアルというと、男性が完全に身体を女性に性転換した上で、女性を好む、という意味になる。例をあげると、世の中には女 性に性転換していながら女性を好きになる(元)男性がいたりします。こうなると、その人はいわゆるヘテロ(ノンケ)ではないし、もともと女性であった訳で はないので単なる同性愛者でもないという悩ましいことになります。そういう複雑な現実を細かく定義するために作られたのが上記のような表現というわけで す。なお、私の場合について「ジェンダー転換」といったのは手術等で身体を物理的に変えないが、社会的役割や態度がどちらかというと男性的なものを指向す る、というくらいの意味で使いました。

2005/01、追記2006/8、追記2008/11

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